2015年01月06日

ブログ引っ越ししてます。

翠日記は尾賀商店 咲sacra楽gallery 閉店を機に
2014年度末をもちまして、終了しました。

2008年1月より6年間、咲sacra楽の話、家族のいろいろを綴ってきました。
ご覧いただきありがとうございました。


その後は「新・翠日記」としまして<コチラ>にて日々の日常を綴っております。
引き続き ご覧いただければ幸いです。



  


Posted by 翠 at 00:00Comments(0)お知らせ

2015年01月04日

ブログ引越しします。

遅ればせながら・・・

明けましておめでとうございます。
昨年は何かとお騒がせし、お世話になりました。
本当にいろいろありがとうございました。



雪で明けた2015年
心機一転、ブログを新しくしました。
(ほんとは画像が満杯になってただけなんですけどね)

その名も「新・翠日記」


「新・風土記」みたいですが、どうぞよろしくお願いします。
どんな生活となり、どんな内容を綴っていけるのか?
全くわかりませんが、スローペースで書いていきますので
そちらをのぞいていただければ嬉しいです。




2015年が皆様にとって善き年となりますよう
お祈りしております。       長田 翠  


Posted by 翠 at 22:37Comments(0)お知らせ

2014年12月31日

感謝をこめて・・・

2014年もいよいよ終わりですね。
こんな押し迫ってなんなんですが、今年のうちにどうしても書いておかねば・・・


大変遅くなりましたが、
12月24日で尾賀商店・咲sacra楽galleryの営業を終了致しました。



6年間 大変御世話になりました。
閉店に際して、たくさんの方が足を運んでいただき有難うございました。
年末のお忙しい中お越しくださり、尾賀商店で皆さんにお会いできて
とっても嬉しかったです。
来ていただくだけでも申し訳ないのに、心のこもった贈り物の数々・・・
お花やお酒、そして手づくりのものやお手紙
これまでもらったことのないような長い長いラブレターも・・・
どれもお気持ちが嬉しく、胸がアツくなりました。

本当になんとお礼を言えばいいのか・・・。
どう返していけばいいのかわかりません。
ずっとバタバタしていて、未だそれぞれ皆さんにお礼も言えておらず
本当に申し訳ございません。
やっと少し落ち着き、じっくりお手紙を読ませてもらい、
贈り物をあらためて見ていると
私はこういうことが全然できてないなぁ・・・と反省しきり。
気持ちはあるのだけど、なかなかこういうことができなくて・・・
あきませんね。 これからはそういう気遣いができるようになりたいな。
贈り物がなくても、来れなかった方も
いつも応援し、支えてくださり そのお気持ちは伝わっております。
本当にありがとうございました。



皆さんが涙を浮かべたり、残念がってくださり
これからも関係は続いていくし、私個人は何も変わらないのに
なんでだろう?とずっと考えてました。
やはり尾賀商店にいる私は特別だったんでしょうね。
このメンバーやこの建物、この土地が特別な力をくれていたのだと思います。
あらためて尾賀商店の看板の大きさを感じています。

お店というのはいつもそこにあって、モノがあって、店主がいて
皆さんをお迎えするもの。
ずっとずっと同じ場所でお迎えできれば良かったのにごめんなさい。
私が店をしたのも、商売人の両親の影響だと思うんですが
そんな両親が、 咲sacra楽を始めた私に
 「そんな待ってる商売はいややなぁ」と言ってました(笑)

でも、今思うと
私は皆さんを待ってるこの仕事がほんとに好きだなぁ・・・と
閉店してからしみじみ思いました。
作品を見に、会いに、話しに来てくださるととっても嬉しいし
時間とお金をつかってわざわざ来てくださることが本当に有難く
幸せで、それに応えたいと思ってました。

いつか
またどこかで、
皆さんをお待ちしたいなぁ・・・なんて少し思い始めたりして・・・
その時は会いに来てくださいね。



これまであまりゆっくりお話したことがないお客様がね
涙を浮かべてこう言ってくださいました。


「いいモノに出会わせてくれてありがとうございました。
ここで、値段以上のものに出会えました。」
と。
値段にプラスされてるのは、そこに作り手の想いも一緒に届けられたということでしょうか?
嬉しかったなぁ。 それをコンセプトにしてずっとやってきたから。

別の人は
「靴を履く度、器を使う度、スプーンを使う度、エプロンをつけて料理する時、飾り物を目にするとき・・・
咲sacra楽を感じてます」と。 
店を閉めても、皆さんのもとで
私がご紹介したものが愛されて続けてると思うと嬉しいですね。



咲sacra楽を16年やってきて、
その半分ぐらいはモノを作れないことにコンプレックスを感じてました。
お客さんが喜んでくださっても 「いやいや それ私が作ってないし・・・」みたいな。
でも、今はこの伝える仕事に誇りを感じてます。
皆さんが喜んでくださる思いを素直に受け取り、喜べます。
本当に幸せな仕事をさせていただきました。


って・・・またしても長くなりました。
とにかく 皆さんが「ずっと見てます。期待してます。」と言ってくださり
背筋が伸びる気持ちです。
残念がってくださった皆さん、涙を流してくださった皆さん
ずっと見てます、と言ってくださった皆さんに恥じない生き方をしていこうと思います。
皆さんからいただいたパワーを背中に感じ、
これからもがんばっていこうと思います。

どうかどうかこれからもよろしくお願いします。
ずっと見守り応援していただければ幸いです。
たまには皆さんにお会いできる機会を持とうと思いますので
どうかお楽しみに。

心から感謝をこめて・・・本当に有難うございました。



この白い部屋で出会った人や素敵なモノが
        この先もずっとつながっていきますように・・・。
2015年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう
心からお祈りしております。

         2014年12月31日  咲sacra楽 長田 翠




  


Posted by 翠 at 18:00Comments(0)咲楽のこと

2014年12月30日

「しろになる」を終えて・・・その2

「しろになる」が終了して、またこうして振り返り
奥居さんのブログを読んで、胸がつまります。


すいません、引っ張りすぎてますが
いろいろ思ったことをここに書きとめておきたくて・・・。

今回の展示では奥居さんと太郎
師匠と弟子(自称ですが)の絆が感じられ
伝えられた展覧会となりました。



タイトル文字を太郎が切らせていただき、
太郎が9歳からこれまで師匠の下で切らせてもらった拙い作品を
展示させていただきました。



そして会期中、奥居さんが来られた方に
そんな説明を毎回していただき
そんな様子を見て、聞いてじーんとしたり・・・。




師匠と同じぐらい、太郎を変えてくれた昨年の担任の先生が
最終日の朝一番に来てくださいました。
産休で休まれていて、一年ぐらい会ってない先生に
手紙を書き、見て欲しいと伝えてたのです。



それはそれは嬉しそうに説明してましたよ。
太郎が生まれた時から私は咲楽をやっていたので、
この作品展は私達親子の集大成でもあるような展示でした。


最終日、閉幕して師匠が太郎をモデルに作ってくださった作品の贈呈式が。
私が泣き、太郎も師匠も涙、涙でした。



タイトルは「花が咲く」

これからどんな花を咲かせるのだろうか?

「いつか一緒に個展をしような。作品は半分半分で。」


師匠からそんな言葉と共に渡されました。
ね? 泣くでしょ?



最後の最後の記念写真。



これは奥居夫妻と太郎の作品展。
奥居さん、玲子さん、そしてご覧いただいた皆さん
本当にありがとうございました。

ずっとこのまま片付けたくなかったのですが、
二日後、搬出することに。搬入も搬出もお二人で。



いい光景でした。 
そんな様子を見ながら、店の片付け作業をしていたらみなみが言いました。



「これ、ずっとこのまま置いておこう」
尾賀商店の入り口に置いてる看板。
今回はみなみが書きました。

子ども達にとっても忘れられない展覧会でした。
最後のサプライズで太郎が切ってくれた切り絵は私のi-phoneケースに。



師匠に見てもらい、そして私は師匠の原画を見る。
搬入の時に見て、いいな~と思ってた作品。 初日の一番最初に
大好きなお客様がお買い上げくださいました。
残念だけど、選んでいただいて嬉しかった。
翌日お届けに行くとね



「これは翠サンに。」 と。


え~~~~!?



外の車に乗って待ってた みなみにまで聞こえてたそうface07
サプライズに続くサプライズ。
産婦人科医院をされてるので、「さなぎが蝶になるこの作品は、うちにぴったりだわ」と
仰り、納得していたのです。 まさかまさか・・・。


「木漏れ日を
わけてあげれるように
なれるといいな」


これを見て、私を想ってくださったそう・・・(涙)
「たくさんのものを翠さんからいただきました」と。

お客さんと店を超え、本当に良くしていただきました。
この方はこれまで、うちでたくさんの贈り物を選んでくださり
スタッフさんやお友達、いろんな方へのあたたかい心配りに
いつも胸を打たれていたのです。

最後にビッグサプライズで、太郎もこれをお買い上げくださる時に一緒にいたので
とっても驚いておりました。







白になり、そこからまた新しい色をつけていこうと思います。



                      (photo by minami)


長々とひっぱりましたが、読んでいただきありがとうございました。
  


Posted by 翠 at 00:16Comments(0)咲楽のこと

2014年12月29日

「しろになる」を終えて・・・その1

店の片付けは一旦終了し(いつまでかかっとんねん!)、
今日から家の片付け。
なんせずーーーっと休みなしでして・・・(言い訳face07
はりきってやるつもりが、やはり疲れが出てきて進まない・・・
そんな時に、奥居さんが~~~~




皆さんが切ってくださった「寄せ切り絵」を額装して持って来てくださいました。
しかも、切れてるところや切れそうなところも、ちゃんと補修して・・・
咲sacra楽への想いを切ってくださったタカラモノを見て、また胸がつまりました。


















































皆さん紹介できずごめんなさい。
ほんとにたくさんの方の想いをこうしてカタチに残していただきました。


閉店後のマスエもんとドラエもん(すいらんくん)

そして私も初挑戦。
皆さんに勇気を与えた切り絵となりました(笑)




奥居さんもブログに綴ってくださいましたが、今回の作品展の大きな柱となった
この寄せ切り絵は、奥居さんの奥さん 玲子さんのアイデアだそうで、
これがあったお陰で、この部屋の真ん中で集っていろんな話ができました。




咲楽galleryの最後の企画展 「奥居匡切り絵展 しろになる」
心に残る本当にいい作品展でした。
たくさんの方に見ていただけて嬉しいです。

草津で、咲sacra楽という小さな店をしていた時は、作家さんのほんの一部を切り取って
ご紹介するクラフトショップでした。
目標としていた10年を目の前にして、これで店を辞めようと思った時に
ひらやまなみさんの本の出版や、出版記念個展に関わり
あぁ~ 私は作家さんのいろんな部分を紹介するギャラリーがしたい!と思いました。
そんな時に尾賀商店のお話があり、辞めようと思ってた店を
「尾賀商店でギャラリーをする」という次の夢が見つかりました。
「この作家さんはこんなものもあんなものも作らはるねん!!」
いろんな面を私の手で紹介したいと思った「咲sacra楽gallery」

最後の企画展では奥居さんは他では見せたことがない新たな世界を
表現してくださいました。
ギャラリー冥利に尽きますね。(もちろんこれまでの他の方もそうです)




作り手が自分の手から生み出したものを、
どんな場所でどんな人に託し、どう見せていくか・・・? 作家人生にも関わることでしょう。
なので、毎回 「作品展をしていただけますか?」というのは
告白以上にドキドキします。
「ごめんなさい」 か、「よろしくお願いします」か(とんねるずを思い出しますが)
ドキドキします。
作家さんに「ここで作品展をしたい」と言ってもらえるギャラリーにしたい!!
それだけを思ってきたここでの6年でした。


ここで展示してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
作品展のために精一杯作ってくださる気持ちが嬉しく
それに応えようと時には寝れない夜も・・・
でも、終わった後に「ここでやって良かった。」
「咲楽のお客さんに会えて良かった」 そんな言葉が嬉しかったなぁ・・・。

奥居さんへがずっとラブコールを送っていて
こんな素晴らしいカタチでお返事をいただき
最高のファイナルとなりました。




その2へ続く・・・(え? 笑) 


  


Posted by 翠 at 21:22Comments(0)咲楽のこと