「しろになる」を終えて・・・その2

2014年12月30日 00:16

「しろになる」が終了して、またこうして振り返り
奥居さんのブログを読んで、胸がつまります。


すいません、引っ張りすぎてますが
いろいろ思ったことをここに書きとめておきたくて・・・。

今回の展示では奥居さんと太郎
師匠と弟子(自称ですが)の絆が感じられ
伝えられた展覧会となりました。



タイトル文字を太郎が切らせていただき、
太郎が9歳からこれまで師匠の下で切らせてもらった拙い作品を
展示させていただきました。



そして会期中、奥居さんが来られた方に
そんな説明を毎回していただき
そんな様子を見て、聞いてじーんとしたり・・・。




師匠と同じぐらい、太郎を変えてくれた昨年の担任の先生が
最終日の朝一番に来てくださいました。
産休で休まれていて、一年ぐらい会ってない先生に
手紙を書き、見て欲しいと伝えてたのです。



それはそれは嬉しそうに説明してましたよ。
太郎が生まれた時から私は咲楽をやっていたので、
この作品展は私達親子の集大成でもあるような展示でした。


最終日、閉幕して師匠が太郎をモデルに作ってくださった作品の贈呈式が。
私が泣き、太郎も師匠も涙、涙でした。



タイトルは「花が咲く」

これからどんな花を咲かせるのだろうか?

「いつか一緒に個展をしような。作品は半分半分で。」


師匠からそんな言葉と共に渡されました。
ね? 泣くでしょ?



最後の最後の記念写真。



これは奥居夫妻と太郎の作品展。
奥居さん、玲子さん、そしてご覧いただいた皆さん
本当にありがとうございました。

ずっとこのまま片付けたくなかったのですが、
二日後、搬出することに。搬入も搬出もお二人で。



いい光景でした。 
そんな様子を見ながら、店の片付け作業をしていたらみなみが言いました。



「これ、ずっとこのまま置いておこう」
尾賀商店の入り口に置いてる看板。
今回はみなみが書きました。

子ども達にとっても忘れられない展覧会でした。
最後のサプライズで太郎が切ってくれた切り絵は私のi-phoneケースに。



師匠に見てもらい、そして私は師匠の原画を見る。
搬入の時に見て、いいな~と思ってた作品。 初日の一番最初に
大好きなお客様がお買い上げくださいました。
残念だけど、選んでいただいて嬉しかった。
翌日お届けに行くとね



「これは翠サンに。」 と。


え~~~~!?



外の車に乗って待ってた みなみにまで聞こえてたそう
サプライズに続くサプライズ。
産婦人科医院をされてるので、「さなぎが蝶になるこの作品は、うちにぴったりだわ」と
仰り、納得していたのです。 まさかまさか・・・。


「木漏れ日を
わけてあげれるように
なれるといいな」


これを見て、私を想ってくださったそう・・・(涙)
「たくさんのものを翠さんからいただきました」と。

お客さんと店を超え、本当に良くしていただきました。
この方はこれまで、うちでたくさんの贈り物を選んでくださり
スタッフさんやお友達、いろんな方へのあたたかい心配りに
いつも胸を打たれていたのです。

最後にビッグサプライズで、太郎もこれをお買い上げくださる時に一緒にいたので
とっても驚いておりました。







白になり、そこからまた新しい色をつけていこうと思います。



                      (photo by minami)


長々とひっぱりましたが、読んでいただきありがとうございました。

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