翠日記

４泊５日で沖縄へ研修旅行に行ってた中学生の娘が
昨晩帰って来ました。



飛行機の整備不良で一旦引き返し、出発が一時間遅れるというハプニングもありましたが
最近はブログで随時状況がわかるようになってるので便利ですね。
とにかく、無事五日間過ごせたようで良かったです。


いろんなおみやげ話を聞かせてくれましたが
嘉手納や普天間の基地はカルチャーショックだったようです。
戦闘機の騒音に、テレビで見る世界とは違うことを感じたそう。


一緒にブログを見ながら、沖縄らしいビーチでの写真のところで
「ここからアメリカ軍が上陸してきたんやで」と教えてくれました。
きれいなビーチにも歴史があるのですね。

壕（ガマ）に入ったり、基地に行ったり、戦争体験者の方の話を聴いたりと
まさに研修旅行だったようです。


旅の中で、一番良かったのは
伊江島で現地の中学を訪問し、交流したこと
民宿でおじいとおばあと夜な夜な三線引いて、
島歌歌って、いろんな話ができたことだそう。
これこそほんまもんの文化交流ですね。

よくしていただいたので、「平和の鐘」という歌をお礼にと
その民宿で泊まったグループで歌ったんだって。

♪平和の鐘♪　歌詞に泣くね。


伊江島では、班でサイクリングして島を回ったんですが、
現地の中学生もあまり知らないような小さな資料館、
ここが一番心に残ったようですよ。

平和資料館　ヌチドゥ宝の家　

詳しい説明はコチラを。

資料館なんて・・・と行ってみたけれど、
事務用の長机に並べられたほんまもんの被害にあった品々は
中学生の心に響いたようで
「心が痛かった」と言ってました。


計画を立て、回るところもいっぱいあり、時間もおしえてたけど
ここは流したらあかんわ。しっかり、ちゃんと見なあかん！と思ったそう。


中学生、すごいな。


資料館の説明をいろいろしてくれたのですが、
沖縄返還を求めて運動した人の言葉



本土とアメリカの間で苦しんできた沖縄の人々のこと
一方だけをうらむのではないってこと
交渉するのに、攻撃的にならないこと
本人なりに感じたことをいっぱい話してくれ
聞いてるうちに、泣けてきた。


成長したなぁ。
私なんか中学の修学旅行で、そんな感じることなどなく
東京タワーに感激したことや、日光東照宮ぐらいしか覚えてない。


若い時から沖縄に行ってたけど、小さな島の小さな資料館など行かなかったし
海で泳いだり、ショッピングをしたりというリゾート旅行でした。
家族で行ってても、こんなに多くのことを感じなかっただろうし
本当にいい研修旅行となったようです。
学校の計画や、事前学習も素晴らしかったね。
現地の平和ガイドさんの言葉や表情一つに、戦争のこと、今の基地問題のこと
いろいろ感じてきたようです。

いいお友達と、いい旅をしてきたようですね。


美ら海水族館にて

１４歳の少女は１０年後　またこの友達と伊江島を訪れる約束をしたそう。
そして、お世話になった民宿に泊まるそう。

そして、現地で仲良くなった伊江中のお友達も会いに来てくれる約束をしたんだって。
中学までしかない伊江島には、１０年後はきっといないけど、
その時には、島に会いに帰ってくると言ってくれたそうですよ。


１０年後、本当に行ければいいね。

１０年後、日本も沖縄もどうなってるんだろう？

１０年後、５５歳になった私はどうしてるんだろう？（こわっ）

１０年後、２４歳となったみなみは何をしてるんだろう？



そっかー。１０年もたてば、子どもは独立してるんですね。
考えたらあっという間、こうして子どもの世話をするのもあと少しなんだね。

さー　洗濯物の山を片付けましょうか。
その前にちんすこう食べよ。

「ねーねー　　みなみぃ〜１０年後、私も連れてって〜」



旅ブログ　（先生ご苦労さまでした）