2012年03月25日
ほんとの卒業
これで、ほんとに最後の卒業話。
長々とお付き合いありがとうございました。
3月19日太郎が小学校を卒業しました。

こんなに小さかったのに・・・。

前日の野球の卒団式で泣きすぎて、その後の打ち上げボーリングに
ちゃんこ鍋・・・と全エネルギーを使い果たし
卒業式は感動というよりも、ビデオOK? カメラOK? と別の緊張が。
卒団式では、涙のスピーチをビデオを撮りそびれ
6年生を送る会では、カメラのメモリースティック入れ忘れ
みなみの卒業式では、ビデオの電池切れという
数々の失態を繰り返し、大ヒンシュクの私。
やはり、数々のハプニングはあったものの、
写真もビデオも撮り、式は滞りなく進む。

今、別れ〜のとき〜♪という「旅立ちの日に」で式はクライマックス
いい曲や〜
卒業式まで、みなみがピアノを弾き、二人で歌って練習していました。
毎日聴いてた曲も聴き収めです。
卒業式が終わり、教室へ。
そこでは、一人ずつ前に出て、小学校生活の思い出と将来のことをスピーチするそうです。
スピーチ。これが大問題。
卒団式の時にも書きましたが
人前に出て、話をすることができなくてねー。
6年生で何度かクラスであったスピーチの度に、泣いてできなくて
友達が一緒についていても無理で、しまいには学校にさえ行けなくなってしまったのです。
「なんでみんなができることができないんだろ?」
何度も先生と話し合った。
逃げさせていいものか? 無理じいはよくないのか?
本人も、逃げるのはイヤ、でもできない。
結局、班の少人数の中での発表を繰り返してきました。
そんな子をいつでもかばって、見守ってくれる優しいクラスメートの中にも
終いには「泣いて許されて、ずるい」と言い出す子も出だした。
そりゃそうだろうよ。
そんないろいろあったスピーチが、最後の日にもあるなんて・・・
しかも、クラスメートだけじゃなく、父兄勢ぞろいの中なんて・・・
順番は自由で、やりたい人から始まった。
みんながスピーチを終える中で、もう泣いている。
でもね、その日の太郎はちがってました!
ちらっとこちらを見て、「よし!」という顔で、早々に自分から出ていきました。
泣いて、なかなか言い出すことができませんでしたが、手で涙を拭い、
言い出しました。

「ぼくが、小学校生活で、一番学んだことは
人と人との関わりの大切さと決断力の強さです。
将来は、お母さんのようにいろんな人と関わりがあって
お父さんのように、決断力のある大人になりたいです。
中学校にいっても、部活や勉強にがんばります。
最後に今まで支えてくださった皆さん、 本当に有難うございました!」
先生も友達も、お母さん方も、今までの太郎を知っていただけに
みんなが、たくさんの拍手と涙でした。
よくやった。
よく言えた。
クラス全員のスピーチが終わり、机の引き出しから親への感謝の手紙を出し
私たちの元へやってきました。

便箋二枚にびっしり書かれた手紙には、感謝の言葉がいっぱいでした。
「泣いてばかりのどうしようもない僕を
今まで支えてくれて、育ててくれて、本当にありがとう」
そんな内容が何度も何度も書かれてました。
泣いたっていいやんか。
「こんなどうしようもない私を、お母さんにしてくれてありがとう」やわ。
子どもに育てられ、少しずつ、母へとなっていったようです。
娘と息子、二人から卒業式にもらった二通の手紙は宝物。
娘と息子、二人の卒業式のスピーチで、たくさんの人から
「感動したわ〜」 「泣いたわ〜」 「いい子やね〜」と言っていただいた。
人様からそんな風に言ってもらえる子どもを誇りに思う。
子ども達がそれぞれ卒業を迎え、私や兄が卒業するとき
母もこんな気持ちっだったのだろうか?
私はこんな感謝の言葉を言えたのだろうか?
そんな話を、母としてみたかったな・・・と思うのでした。
長々と二人分の卒業を綴ってきましたが、
お読みくださった皆さんが、自分のことを振り返り
友達や先生を思い出したり、ご両親のことを思ったり
お子さんのことを思ったりしていただけたら
とっても嬉しいです。
お読みいただき、本当にありがとうございました。

泣き虫くんも最後は笑顔いっぱいでした。
親と子、いろーんなことの卒業。
さ、次へ次へ進もう。
そうそう、最後に皆さんに太郎からのメッセージ。

継続は力なり
私へのメッセージかな。
長々とお付き合いありがとうございました。
3月19日太郎が小学校を卒業しました。

こんなに小さかったのに・・・。

前日の野球の卒団式で泣きすぎて、その後の打ち上げボーリングに
ちゃんこ鍋・・・と全エネルギーを使い果たし
卒業式は感動というよりも、ビデオOK? カメラOK? と別の緊張が。
卒団式では、涙のスピーチをビデオを撮りそびれ
6年生を送る会では、カメラのメモリースティック入れ忘れ
みなみの卒業式では、ビデオの電池切れという
数々の失態を繰り返し、大ヒンシュクの私。
やはり、数々のハプニングはあったものの、
写真もビデオも撮り、式は滞りなく進む。

今、別れ〜のとき〜♪という「旅立ちの日に」で式はクライマックス
いい曲や〜
卒業式まで、みなみがピアノを弾き、二人で歌って練習していました。
毎日聴いてた曲も聴き収めです。
卒業式が終わり、教室へ。
そこでは、一人ずつ前に出て、小学校生活の思い出と将来のことをスピーチするそうです。
スピーチ。これが大問題。
卒団式の時にも書きましたが
人前に出て、話をすることができなくてねー。
6年生で何度かクラスであったスピーチの度に、泣いてできなくて
友達が一緒についていても無理で、しまいには学校にさえ行けなくなってしまったのです。
「なんでみんなができることができないんだろ?」
何度も先生と話し合った。
逃げさせていいものか? 無理じいはよくないのか?
本人も、逃げるのはイヤ、でもできない。
結局、班の少人数の中での発表を繰り返してきました。
そんな子をいつでもかばって、見守ってくれる優しいクラスメートの中にも
終いには「泣いて許されて、ずるい」と言い出す子も出だした。
そりゃそうだろうよ。
そんないろいろあったスピーチが、最後の日にもあるなんて・・・
しかも、クラスメートだけじゃなく、父兄勢ぞろいの中なんて・・・
順番は自由で、やりたい人から始まった。
みんながスピーチを終える中で、もう泣いている。
でもね、その日の太郎はちがってました!
ちらっとこちらを見て、「よし!」という顔で、早々に自分から出ていきました。
泣いて、なかなか言い出すことができませんでしたが、手で涙を拭い、
言い出しました。
「ぼくが、小学校生活で、一番学んだことは
人と人との関わりの大切さと決断力の強さです。
将来は、お母さんのようにいろんな人と関わりがあって
お父さんのように、決断力のある大人になりたいです。
中学校にいっても、部活や勉強にがんばります。
最後に今まで支えてくださった皆さん、 本当に有難うございました!」
先生も友達も、お母さん方も、今までの太郎を知っていただけに
みんなが、たくさんの拍手と涙でした。
よくやった。
よく言えた。
クラス全員のスピーチが終わり、机の引き出しから親への感謝の手紙を出し
私たちの元へやってきました。

便箋二枚にびっしり書かれた手紙には、感謝の言葉がいっぱいでした。
「泣いてばかりのどうしようもない僕を
今まで支えてくれて、育ててくれて、本当にありがとう」
そんな内容が何度も何度も書かれてました。
泣いたっていいやんか。
「こんなどうしようもない私を、お母さんにしてくれてありがとう」やわ。
子どもに育てられ、少しずつ、母へとなっていったようです。
娘と息子、二人から卒業式にもらった二通の手紙は宝物。
娘と息子、二人の卒業式のスピーチで、たくさんの人から
「感動したわ〜」 「泣いたわ〜」 「いい子やね〜」と言っていただいた。
人様からそんな風に言ってもらえる子どもを誇りに思う。
子ども達がそれぞれ卒業を迎え、私や兄が卒業するとき
母もこんな気持ちっだったのだろうか?
私はこんな感謝の言葉を言えたのだろうか?
そんな話を、母としてみたかったな・・・と思うのでした。
長々と二人分の卒業を綴ってきましたが、
お読みくださった皆さんが、自分のことを振り返り
友達や先生を思い出したり、ご両親のことを思ったり
お子さんのことを思ったりしていただけたら
とっても嬉しいです。
お読みいただき、本当にありがとうございました。
泣き虫くんも最後は笑顔いっぱいでした。
親と子、いろーんなことの卒業。
さ、次へ次へ進もう。
そうそう、最後に皆さんに太郎からのメッセージ。
継続は力なり
私へのメッセージかな。