2010年06月22日

母、帰ル

ゴールデンウィークにくも膜下出血で倒れ、大手術から帰還した母が
岐阜から草津の病院に転院してはや二週間。
初めて外出で自宅に戻って来ました♪


母、帰ル

家に入る後ろ姿を撮ろうとすると、気配を察知して
振り返りピースサイン。
他にも写真撮ったんですけど、すぐ舌を出しておちょけます。
かっ!!


もう一人でシャカシャカ歩き、自分のことはなんでもし、
ほんと、すごい回復です。
一見、普通なんですけどね〜

普通に見えますが
頭の中は大変なことになってるようで
家族も移転先の病院も想像していた以上に脳の損傷がひどく
重い障害が残りました。

これ以上の回復は難しいようで、社会生活も厳しいみたい。
これからリハビリをがんばってもらい・・・と期待していただけに
つらい現実です。

でも、いろんな人に聞いてると
術後一カ月以内に起こるかもしれない・・・という脳梗塞や
次の出血も起こらなかったことは、かなりラッキーなことらしい。
たくさんの奇跡にもっと感謝しないとバチがあたります。


現実を受け止めつつ、希望を捨てず
家族で見守って、余生を送らせてあげたいと思います。

父はまた岐阜の田舎で二人でのんびり暮らせる日を期待し
母が精根こめて作った畑を見に、岐阜に一時戻りました。
手術の翌日、一緒に立ち寄った道の駅で
  
  「お母ちゃん これ、好きやし植えといてやろう」と
赤いゼラニウムの苗を買ってました。

(家に植わってたんちゃうのん?)と思いつつ
まだ、術後意識も戻らないのに花を買う父に愛を感じたのでありました。

岐阜の家に咲いている
その赤いゼラニウムを母が見ることができるのでしょうか・・・。


で、日曜日の初帰宅ですが、
「退院」だと本人は思って、看護師さんや患者さんに
「お世話になりましたね〜」と頭を下げてまわるんです。

「すぐもどってくるねんで」とつっこむひどい娘ですが、
わかってないようで
病院を出る時には「つらかった〜」とポツリと言うので胸がつまりました。


病気になったことも、入院していることも
ここが病院だってこともあまりわかってないようですが
本人はつらかったんですね。


家に戻ると、ちゃんと洗面所に行って手を洗い
仏間に行き、手を合わせ、居間のソファでくつろいでました。
ちゃんと間取りは覚えてるんですね。上出来や。
私はそこまで見届けて、尾賀商店へと向かいましたが
兄家族とみなみが一日みていてくれたようです。



尾賀商店から帰ると、発症の数日前にここで同じように
母の誕生会をしていた光景と何も変わらない気がしました。

その夜、また病院へと戻りましたが
幸か不幸か
家に帰ったことは覚えておりません。
また来週帰ろうね。


こうして、一緒にまた食事できることに感謝せんとあきませんね。













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この記事へのコメント

翠さん おはようございます。

お母様、くも膜下出血で、大手術されて
大変だったんですね。
でもお茶目なお母様の元気な姿を見て
回復に向かってることを実感。
ますます 長生きしてもらってくださいね。

案内状、楽しみに待っています。
ブログも見てくださってありがとうございました。

今まで何度も足を運んだ尾賀商店さんですが
斉藤さんを拝見したのは初めてでした。嬉しかったです。
翠さんも そう・・・思っていた通りの穏やかでやさしげな笑顔の素敵な人でした。
Posted by chocolat* at 2010年06月24日 09:12
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