2012年05月25日

野田版画工房さんへ

先日の永源寺への半日旅の続き、つづき。


奥永源寺の石釜パンcafeつむぎさんを後にして、
池田牧場でジェラート(黒豆きなこと季節限定 木いちご)を食べ
(ここまでは前回の記事)

一つ山を超え、 野田版画工房さんへ。



6月9日からのideaでの野田版画工房展のDMができたとのことで
それをいただきがてら、初めて工房にお邪魔しました。



まだ野田拓真・藍子ご夫妻が京都に住まれてる頃
こちらに住まい兼工房を探され、準備されてる時から知っていたので
工房に伺うと、感慨ひとしお。





野田版画工房さんは、デザインを生み出し、版を彫り、
紙を刷毛で染め、手のひらで木版を摺り、
襖や屏風に仕立て表現を追求されてます。


お二人の作品を初めて拝見したのは、ご両親がされてる
永源寺の風野工房ギャラリーでの家族展でした。

お父さんの染色家 野田浩二さんの作品を中心に
ご家族の作品が集い、とってもあったかいいい作品展でした。
(その時の記事)



その後、尾賀商店倉庫で開催したイベント「ものづくりにできること」や
次の風野工房ギャラリーさんでの家族展
で、ずっと作品を拝見していました。




風野工房ギャラリーさんは、いつもここで書いてますが私の目指すところ。
といっても、遠い遠い先の目標ですが。



作家さんを大切にし、来られた方を心をこめておもてなしされる。
時間を使って、高速使ってでも、わざわざ行きたくなるギャラリーです。


そんなに度々は伺えませんでしたが、私もそんな思いで
これまで足を運び、心が満たされて帰って来ました。




思い出深いのは、
私の記念すべき(?)40歳の誕生日、特別な日にしたくて一人で出かけると
その日展示されてた古道さん、安部さん、奥川さん、野田さんご夫妻らが
「おめでとう〜」と言ってくださったり

別の時は、中庭でちょっとしたパーティーがあり、
これまた古道さんご夫妻や、ガラスの東さん父子と食事させていただき
その時初めて拓真さんに会いました。

でも、その時は音楽をされてる、と聞いていて
私は当時大学生だった弟さんと話し込んでおりまして、拓真さんとはほとんど話さず・・・
だって、フランス文学を学ぶ大学生と話すことも、そうそうないもので^^



話がそれましたね。



私は残念ながら、唐紙や京都のかの有名な唐長さんもそんなに知らないし
襖紙に対して、そんなに深く興味もなかった。
でもお二人に会って、作品を拝見してから
どんどんその魅力に魅かれていきました。



いつかここ尾賀商店で、皆さんにご紹介できたら・・・と思っていたら
この度それが叶い、とっても嬉しいのです。



来月の農家アート祭yossanの絵本原画展が開催される期間に
ideaの展示は、野田版画工房展以外考えられず、お願いしてしまいました。



はい・・・あいかわらずの無茶ぶりface07

でもね、自分の中で起こるヒラメキ。
それは思いつきとかじゃなく、はじめから決まっていたんちゃうかなーと思うぐらい
おりてくるんです。 で、ピターっとはまる。



急なお願いにも関わらず、快諾していただき
今、作品展に向け、全力で準備してくださってます。
この時間のない中で、新たな作品を制作してくださってます!
すぐにできる作品じゃないのをわかってるだけに・・・(涙)


お二人の今度の作品展にかける強い意気込みが、
工房に伺ってはっきりわかり、いい展示会になることを確信しました。



すごいことになりますぞー。



















工房から帰ると、藍子さんからこんなメールが届いてました。
(はしょってますが・・・)


滋賀にくる前に尾賀商店に伺わなかったら今の繋がりは無かったと思います。
一年ごしの尾賀商店で発表。作品も変化し、
もう一度初心にかえれるとても良い機会に恵まれた気がします。

なにより、今の尾賀商店の皆の雰囲気はとてもいいなぁと感じました。
(中略)
そんな場所でできることにワクワクしています。




嬉しいですね(涙) 光栄です。
私もわくわくします。


ideaがどんな空間になりますか?
楽しみだ。 


是非、皆さんに見ていただきたい作品展です。


工房を後にして、なんと今度は湖岸のvokkoさんを目指す。

東の端から西へ西へ。
ナビがないスバルくんで、ひたすら琵琶湖を目指す。
動物的なカンで北東へひたすら一直線。
無事、最短距離で(ほんまか?)たどりつけました。




きっしーをずっとvokkoさんにお連れしたかったのと
ただ今開催中の恵古箱さんと奥田由味子さんの「つないでゆくもの」を見たかったのです。



詳しくは(vokkoさんのblogにて)




この日は、(ちょっと遅れた)きっしーへの母の日プレゼント遠足。


母の日は、おかーさんに感謝するだけでなく、
母のようにいつも見守ってくれてる人に感謝する日。


年のそうちがわない(?)青年から、母の日に
「日ごろの感謝をこめて・・・」と、お花をいただき、そんなことに気付かされたのです。
私は人にしてもらってばかりで、全然人に返してないからなー。


してもらって嬉しかったことを
また別のカタチで生かして、返していきたいね。



きっしーさん、楽しんでいただいたようで、良かった。


ただ、スバルくんでの移動はきつかったやろな〜すんません。


長旅のご報告、ご覧いただきありがとうございました。





お客様から注文のあったきっしー作 ウェディングの猫
いつかフェルト人形だけの作品展もしたいなぁ・・・
  


Posted by 翠 at 16:42Comments(0)おでかけ